当社は、人手不足の解消と、ものづくりの現場にもデジタル技術を活用していくための意識改革の第一歩として、2020年に高品質な自社ホームページを開設しました。2021年には経営管理部門にテレワークシステムを導入(※1)し、さらに2022年、「ものづくりの仕事」をより広く知ってもらうため、仕事紹介サイト「働こ!.pro(はたらこどっとぷろ)」を企画し、参画企業として制作に協力。この度公開に至りましたので、ご案内いたします。
(※1)山口県「令和2年度テレワーク導入実践企業、働き方の新しいスタイル実践モデル企業」に選ばれました。
「働こ!.pro 〜様々な仕事を知ることから始まる、生き生きとした暮らし。〜」
【「働こ!.pro」企画の経緯と目的】
中小の製造業が直面している経営課題の1位は「人材育成・能力開発が進まない」(42.8%)で、2位が「人手不足」(42.2%)と続いています。
製造業の若年就業者数は、2020年に259万人で、2000年以降最も少なく、2002年に対して125万人減少しています。
年代別の割合でみても製造業、非製造業共に、2020年は25%を切り、2002年に対して5%以上減少しています。
また、女性就業者数は、2018年は322万人で、2012年から18万人増加しましたが、2019 年から減少に転じ、2020年は312万人になりました。
その割合は、2003年は33.4%、2020年は29.9%で、全産業でみた女性就業者の割合が2003年は41.1% 、2020年は44.5%と上昇していることと対照的です。
(参考資料:経済産業省「製造基盤白書(ものづくり白書)2020年度版・2021年度版/https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/index_mono.html)
一方で、ある社会福祉士・キャリアコンサルタントと出会ったことで、女性のひとり親や非正規就労者の不安定な暮らしなど、大きな社会的課題があることを知りました。
そこで「知らないものは選べない」という職業選択の問題があることに着目しました。
弊社をはじめとする「ものづくり業界」を知ってもらうことで就業の幅が広がり、 人手不足の会社、安定した暮らしをしたい方、両者の課題を解決するものになるのではないかという考えに至り、仕事紹介サイト「働こ!.pro」が生まれました。
このサイトの中では、当社社員にインタビューを行い、溶接工の仕事を「物語」として掲載しています。登場する架空のキャラクターたちが仕事に興味を持ち知っていくなかで、自分の可能性に気づくという物語を通して、子どもたちをはじめとする読者が仕事を知り、興味を持ってもらい、工場見学から就労につながるようなプロセスを思い描いています。
「働こ!.pro」は「様々な仕事を知ることから始まる、生き生きとした暮らし」をコンセプトとしており、全ての人が生き生きと働き、自立した暮らしができるようにとの願いを込めています。ぜひアクセスいただき、このサイトを周囲の方々に広めていただきますようよろしくお願いいたします。